こんにちは。
酒本歯科医院スタッフの豊田です。
最近、こんな時期にインフルエンザが流行っていますね。
学年閉鎖になっている学校もあるとか、、、
皆さんの免疫力が下がっているのですね。
私達は普段、普通に家で生活していても、電車やバスで出かけていても、常に細菌やウイルスと接触していて感染のリスクがあります。
それでもすぐ病気にならないのは、私達には
『免疫』と呼ばれる自己防衛システムがあるからです。
この防衛システムは、体に細菌が侵入しても正常に敵を認識して攻撃をしてくれます。
ただし免疫力が下がると、攻撃スピードが遅くなったり、攻撃する力が弱まったりして細菌に負けてしまうこともあります。
口の中でもこの防衛システムは存在します。
口は食物や呼吸をによって細菌やウイルスが、最初に侵入してくる部分です。
その場所を何も気にせず放置していれば、免疫力よりも菌の方が勝ってしまいます。
『免疫』というのは、免疫細胞が標的に対して攻撃をするのですが、この免疫細胞は無限にあるわけではありません。
免疫の数は決まっています。
もし口の中に攻撃対象となる細菌がたくさんいれば、それを排除するために全身から免疫細胞が集まってきます。
その免疫細胞は他の場所から持ってきているので、その他の臓器の防御力が下がっているということです。
そのため、歯周病を放置するということは歯を失うだけでなく、他の病気にもなりやすくなるという事です。
また、歯周病が進み、歯を失う事になってしまうと、うどんやパンなどの柔らかい物(炭水化物など)を頻繁に食べる事になり、栄養バランスがどんどん崩れて行きます。
炭水化物ばかりになると、肥満や糖尿病になりやすくなります。
必要な栄養素を取れなくなってしまう結果、『免疫力』の低下にも繋がりますね。
歯周病は自覚症状がないまま進行していくことが多いです。
ご自身でのメインテナンスはもちろん、歯科医院で歯周病の検査を受けて、治療が必要な場合はきちんと治療をして、免疫力を下げないようにしましょう!